奏電子カタログ 清泉(せいせん) -SEISEN-
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南部鉄器の急須に、桜の描き詰めを施した清水焼の蓋を組み合わせた個性的な一品。華やかな桜模様の蓋と、渋みのある鉄瓶のコントラストは絶妙です。 重厚を極めた鉄器と繊細な紋様をたたえた清水焼の融合は、日本の工芸品の奥深い魅力を伝えてくれます。「秋風が日増しに吹いてくる。妻は私の帰る日をいつと思って、神に祈って待っているのだろう」新羅(当時の朝鮮半島にあった国)に派遣された使者が、遠く離れて暮らす妻を想って詠んだ歌です。日ごとに募る想いに胸が熱くなります。秋風は日にけに吹きぬ我わぎ妹も子こはいつとか我れを斎いはひ待まつらむ――万葉集美しき日本の〝ことば〞と〝もの〞日にけに 【ひ・にけに】―― 日増しに。日がたつにつれて。66

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